ZenCash (ZEN) 購入方法: OKEx
2018 年 2 月 1 日より、中国の仮想通貨取引所 OKEx における ZenCash (ZEN) の取扱いが開始されました。
そこで、本記事においては、日本在住の方々を対象とし、OKEx において ZEN を入手する方法を解説していきます。
具体的な流れ
さて、OKEx において ZenCash と取引可能なコインはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)およびテザー(USDT)なっており、ZEN の入手にあたっては、これらのコインをまず OKEx に預入れる必要があります。その後、この預入れたコインを用いて、OKEx の取引プラットフォームを用いて ZEN を購入します。
海外の取引所というとなんとなく敬遠してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、一つずつ追っていけば決して複雑なプロセスではありません。
OKEx への登録
(OKEx への登録方法に関しては こちらの記事でも解説されていますので、適宜ご参照ください)
会員登録がお済みでない場合、これを行う必要があります。OKEx のホームページを開くと以下のような画面となりますので、画面右上にある “Sign Up” というボタンをクリックしてください:
すると、会員登録のための情報を入力する画面が現れます:
“Country” では “Japan +81″ を、”Phone Number” には(携帯)電話番号(最初の 0 は省略)を、”SMS Code” には “Send SMS” というボタンをクリックした結果送信される 6桁のコードを、”Password” にはパスワードを、”Confirm” には確認のため同じパスワードを、入力・選択してください:
その下にチェックボックスが2つあります。
1つ目は、OKEx がサービスを提供することができない国・地域に関するものです。あなたが日本在住の場合問題はありませんので、チェックを入れてください。
2つ目のチェックボックスは、利用規約などに関する合意を確認するためのものです。リンク先の情報に意義がなければチェックを入れてください。
フォーム記入後は、以下のようになります:
ここで “Sign Up” という青いボタンをクリックすれば、会員登録が終了となります。
ログイン
“Sign Up” をクリックすると自動でログインされ、以下のような画面となります:
ログインされていないという場合は、画面中央右側にあるログインフォームから、電話番号およびパスワードを記入の上、ログインを行なってください:
アカウントのセキュリティ設定
ZEN の購入に移る前に、まずアカウントのセキュリティ体制を万全にしておきましょう。これは少し面倒なステップですが、昨今における取引所の「事件」を鑑みると、セキュリティに関してはどんなに注意しても注意しすぎるということはありません。
ログイン後の画面で、”Settings” という部分をクリックしてください:
すると、以下のような画面が現れます:
セキュリティ設定としては、以下の3点を確実に行っていきます:
- Google Auth
- 管理者パスワード(”Admin Password”: アカウント登録時のものとは別)
- E-mail 設定(資金引出しの際に必要となります)
それでは、1つずつ見ていきましょう。
Google Auth(2 要素認証に必要)
2要素認証とは、アカウントへのアクセスに際するセキュリティ向上手段の一つです。詳しくはこちらの記事などをご覧ください。ここでは “Google Auth” というアプリケーションを用いる必要があるので、お持ちのスマートフォンにダウンロード(無料)してください。
Google Play (Android) もしくは App Store(IOS)にて “Google Auth” あるいは “Google Authenticator” と入力していただき、ダウンロードボタンを押せば完了です。
なお、このアプリケーションは OKEx に限らず様々なサイトにおける 2要素認証 において使用できますので、ダウンロードしておく価値は十分あります。
それでは、Google Auth に OKEx を登録しましょう。
まず、先ほどのスクリーンショットの “SMS Verification” という列の右端にある “Set up Google Authenticator” という部分をクリックして、以下のような画面に移っていきます:
次に、”Google Auth” という項目の列にある “Set” という部分をクリックしてください。すると、以下のようなポップアップ画面が現れます:
ここで、スマートフォンにて Google Auth アプリを起動させ、表示された QR コードをスキャンしてください(あるいは、”Key” を入力してください)。これによって、Google Auth アプリへ OKEx アカウントを登録させることができます。
登録が終了したら、先ほどと同じように “Send SMS” から SMS コードを入手し、”The SMS verification of the phone you linked” により示された入力欄に入力してください。そして最後に、Google Auth アプリに表示された OKEx 用のコードを “Google Authenticator Code” という欄に入力し、”Submit” ボタンを押して完了です。
管理者パスワードの設定
次に、資金を引出す際に必要となる管理者パスワード(”Admin Password”)の設定を行なっていきます。先ほどの画面における “Admin Password” という列の “get” という部分をクリックすると、以下のようなポップアップ画面が現れます:
“New admin password” に管理者パスワードを入力し、”Confirm” で再入力を行い、先ほどと同じようにして SMS コードを受取り、”SMS verification” という欄にこれを入力します。入力が完了しなら、”Set Password” という青いボタンをクリックして、設定完了です。
メールアドレス設定
セキュリティ設定として最後に行なっていただきたいのは、メールアドレスの設定です。これは、先ほどの画面における “Verified Email” という列にある “get” という部分をクリックすることで開始することができます。そうすると、以下のようなポップアップ画面が現れます:
“Email” にメールアドレスを入力したら、”Get Email Code” をクリックしてそのアドレス宛にコードを送付します。コードを受取ったらこれを “Email code” に入力してください。”SMS code” に関しても同様に入手・入力してください(なお、メールのコードがなかなか届かない場合があります。その場合、スパムフォルダを確認してみてください。そこにも届かないという場合、しばらく(場合によっては数時間程度)待ってください。実際、筆者のシステムでは、”Get Email Code”をクリックして 2時間ほど経過してからコードが送付されてきました)。最後に先ほど設定した Google Auth のコードを入力して、”Submit” ボタンを押して設定完了です。
以上で、基本的なセキュリティ設定が終了です!
ZEN の購入
それではいよいよ、ZEN の購入に移っていきましょう。前述のように、ZenCash と取引可能なコインはビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)およびテザー(USDT)となっているため、まずはこれらのコインをいくらか OKEx に預入れる必要があります。
原資の預入れ(イーサリアムの例)
本記事においては、イーサリアム(ETH)を例に説明していきます。ビットコイン(BTC)あるいはテザー(USDT)でも方法は同じです。
まず、ログイン後の画面から “Account”、そして “Deposit” をクリックした後、”Currency” という部分で “ETH Charge”(ビットコインの場合は “BTC Charge”、テザーの場合は “USDT Charge”) を選択します:
すると、預入れ先のアドレスが “Address” という部分に表示されますから、こちらに ZEN 購入の原資としてのイーサリアム(ETH)を送付してください。送付量ですが、今回の例では 1 ZEN 程度を購入しようと思いますので、執筆時のレートで換算して 0.043 ETH となりました。
ZEN の購入
原資(今回の例ではイーサリアム)の預入れが完了したら、いよいよ ZEN の購入へと移っていきましょう。
アカウント画面から、”Token trading” -> “ETH Market” と進み、検索バーにおいて “ZEN” と入力します。すると、以下のような画面が現れ、イーサリアムと ZEN を交換するためのインターフェースが出現します:
では、買い注文を行なっていきましょう。
注文に際しては、注文方法および交換量を決定する必要があります。注文方法は “Order Type”、交換量は “Value” より決定することができます:
注文方法ですが、 “Limit Order” および “Market Order” の2種類がありますので、いずれかを選択してください。なお、”Limit Order” は「指値注文」、”Market Order” 「成行注文」を意味します(これらの用語をご存知ないという方は、こちらの記事 などを参照してください)。今回は購入方法をお伝えすることが趣旨ですので、価格にはそれほどこだわらず、成行注文を行うことにします。
次に交換量を入力します。なお、この下にパーセント表示のあるメモリがありますが、これは、現在預入れてある原資のうち交換に用いるものの割合を示すものです。今回は先ほど預入れたイーサリアム(0.043 ETH)を全て使用しますので、丸いアイコンをメモリの右端まで移動させ、割合を100%に設定しました。
最後に、”Buy” という緑のボタンをクリックして、購入が完了です。
ウォレットへの保管
ウォレットの設定
これで ZEN を入手することが可能となりますが、ZEN に限らず、暗号通貨を取引所に預けたままにしておくことの危険性は、昨今の「事件」によって証明されています。ですから、購入したらすぐさま ZEN をウォレットへと送信することを強くお勧めします。
ZEN ウォレットをまだ入手されていない方は、こちらの記事の「ウォレットの設定」という項目をご参照の上、ダウンロードを行っておいてください。
ウォレットへの送信
それでは、先ほど入手した ZEN を、OKEx のプラットフォームからウォレット(今回の例では Swing ウォレット)へと送信しましょう。
OKEx のアカウント画面から、”Account” -> “Withdraw” と進んで、以下の画面に移ってください:
次に、”Currency” という部分をクリックして、”zen” と入力してください。これが完了したら、送付先のアドレス入力を行なっていきます。”+Add Address” という青いボタンをクリックし、以下のようなポップアップ画面に移ります:
“Withdrawal Address” には送付先のアドレス(Swing ウォレットなどを開いてアドレスをコピーすると良いでしょう。アドレス表示方法に関しては、こちらをご覧ください)を、”note” には何か適当なメモ書きを、”SMS code” には送信される SMS コードを、”Google verification code” には Google Authenticator に表示されるコードを入力してください。アドレスを保存するのであれば “Save as trusted address” にチェックを入れ、最後に “Confirm” をクリックして、アドレス登録が完了です。
あとは、先ほどの画面に表示されている残りの項目、すなわち “Amount”(送付量)、”Miner fee”(マイナーへの手数料)、”SMS Code”(SMS コード)、”Google Auth. Code”(Google Authenticator コード)、”Admin Password”(管理者パスワード)を入力し、”Withdraw” をクリックすれば、送付完了です!
OKEx 利用方法、あるいはその他 Zen に関する事柄においてご不明点がありましたら、いつでも質問してください。
Discord、Twitter、Facebook など、様々なコミュニケーションチャンネルがありますので、ぜひ立ち寄ってみてください !