「クマ」にも負けず – ZenCash 2018 年第 1 四半期の振返り

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2018年の第 1 四半期が終了しました。各種市場は軒並み下がり気味であり、暗号通貨界はパニック状態にあり、ビットコインは再び「死亡宣告」を受けることとなりました。同時に、様々な暗号通貨プロジェクトのチームが、平和な形で世界をより良いものにしようと努力する中で、こうした騒ぎは時として行く手を阻む場合があります。人々が自由に参加し、平和に取引やコミュニケーションを行うことができるようなスタートアップ国家ともいうべきものを実現する上での、国境を超えたシステムの形成が進む中、表面的なメディアの騒ぎによってプロジェクトが台無しになってしまうとしたら、これは非常にもったいないことです。

Bear market vs zen

やるべきことを行う

巷に広がる「雑音」および軒並み赤字のチャートなどは気にせず、やるべきことに専念していきましょう。このように市場が厳しい状況とは、うまくいく方法とそうでない方法を見極め、現在の状況を改善し、前進していくための絶好の機会なのですから。ここで大切なのは、市場価格を超えた部分にある要素で、プロジェクトの進捗状況や成功を見極める上で必要な指標に目を向けることなのです。

チーム・プロジェクト・成果

プロジェクトで実際に成果をあげるにあたっては、それにふさわしいスキルを持ったチームが必要不可欠です。また、厳しい状況下においては、チームの運営基盤がしっかりと存在し、プロジェクトを発展させ続けることができる、ということが絶対的に必要となります。幸運なことに、ZenCash においてはトレジャリー資金供給モデルを採用することにより、市場状況に左右されることなくプロジェクトを成長させることが可能となっています。

大切なのは行動

ZenCash は、2 週間ごとにバイウィークリーミーティング を一般公開しており、ここでは ZenCash の最新情報について知ったり、ZenCash チームに対して質問をすることができます。こうした機会を設けているのはひとえに、私たち ZenCash チームが透明性を重視しており、ユーザーの皆様からのフィードバックを大切にしているからです。

これと同時に、ZenCash の活動内容に関して具体的に振り返ることも重要です。以前、2017 年の活動内容および 2018 年の展望に関して「目まぐるしく変化する業界において発展していくこと(原題: Thriving In A Rapid-Fire Industry」 という記事で紹介しましたが、このタイトルのごとく、ZenCash は着実にプロジェクトとして成長しています。

ZenCash は 2018 年という年を「飛躍の年」と位置付けています。様々なチャレンジが待ち構えているでしょうが、私たち ZenCash チームはこれらを乗り越える自信があります。

それでは、2018 年におけるこれまでの成果を振り返ってみましょう!

使いやすさ   |   透明性   |   イノベーション

2018 年における ZenCash のこれまでの成果

zencash and iohk project update

1. 体系的な DAO トレジャリーおよび投票システム

2. 次世代型ブロックチェーンソリューションを見極める上での、スケーラビリティに関する研究

  • ブロックチェーンのメンテナンス継続ならびに上流工程における改善の余地に関して精査
  • セキュアノードバージョン2 のデザイン完成
  • ウォレットの継続的な改善
    • フルノード – Swing
    • ライトウェイト – Arizen
    • モバイル – Android
    • ペーパーウォレット
    • ウェブウォレット
  • セキュアノード運営者への報酬支払いを開始ZenCash secure node counts
  • セキュアノード追跡システムの継続的な改善
  • Ledger ハードウェアウォレットへの統合完了;Ledger 社の対応待ち
  • Trezor および他のハードウェアウォレットへと統合準備開始
  • コミュニティメンバーが作成したロゴのリリース
  • 新規ウェブサイトのリリース
  • ドメイン名をzencash.com へと移行
  • 様々な ICO において ZenCash が支払い手段として採用される
  • デスクトップタイプ、モバイルタイプ、ウェブタイプに対応したマルチ OS フラッグシップウォレットの開発を開始zencash okex partnership
  • 暗号通貨初心者のための、マルチコイン対応モバイルウォレットのデザインに着手
  • 実際の人間スタッフにより運営されるヘルプデスク(暗号通貨業界としては初)のベータテスト実行
  • OKEX における ZenCash の取扱い開始!中国市場において ZenCash が利用可能に。ZenCash-Team-Divisions
  • ZenCash チーム の拡大
  • ZenCash チームを 7 つのプロフェッショナル部門に再編
    • エンジニアリング部門 – 最も人数の多い部門
    • 事業開発部門 – 組織の拡大に従事
    • 研究開発部門 – 最新の技術動向に関して研究
    • マーケティング部門 – 宣伝・広報を担当
    • 財務部門 – 会計、予算、財政状況の管理
    • オペレーション部門 – 事業運営に必要な側面を担当
    • ユーザーエクスペリエンス(UX)–  ユーザー視点におけるサービス向上に従事
  • コロンビアにおける Bitco 社 ATM 導入に関するパートナーシップ
  • OpenBazaar との統合を開始
  • Indacoin との統合 – ZenCash をクレジットカードで購入することが可能に
  • ZenCash チームのみによる独自の開発buy zen via indacoin with a debit or credit card
    • ZenHide
    • ZenPub
    • ZenGrid – コンピュータの計算パワーの貸与
    • 複数のレベルで構成されるノードシステムの研究を開始
  • 以上のプロジェクトが遂行されている間、世界中のチームメンバーたちは以下のような活動を展開してきましたWorld Crypto Economic Forum(サンフランシスコ, アメリカ)London investors show and network of kenyans in nairobi Kenya 2018
    • Anarcapulco(アカプルコ, メキシコ)
    • Global Fintech & Blockchain Forum(モスクワ, ロシア)
    • Crypto Asset Conference(フランクフルト,ドイツ)
    • Blockchain Spring School Meetup(ミットヴェイダ, ドイツ)
    • Winnipeg Cryptocurrency Meetup(ウィニペグ, カナダ)
    • Guatemala Meetup(グアテマラシティ, グアテマラ)
    • Crypto Investor Show(ロンドン, イギリス)
    • ZenCash Meetup(モンテレイ, メキシコ)
    • Cambridge Meetup(ケンブリッジ, アメリカ)
    • Front-range Cryptocurrency Meetup(コロラド, アメリカ)
    • USC: Blockchain Explained (コロンビア, アメリカ)
    • ネットワークイベント開催(ナイロビ, ケニア)
    • ミートアップを複数開催 (ソウル, 韓国)
ご覧いただいたように、ZenCash チームは数多くのプロジェクトに並行して取組んでおり、今後の四半期においても、ユーザーの皆様に各種プロダクト・サービスを提供できることを楽しみにしています!詳細に関しては、より大まかな説明を行なっている ロードマップ または Trello で公開されているロードマップ をご覧ください!